●会社プロフィール
企画部 マーケティンググループ
小林徹 さん
当社は、1981年に海外のカーチューニングパーツを国産車向けに改良・販売することを目的に設立した、業界でも歴史のある会社です。当初は少人数でのスタートでしたが、品質とこだわりをモットーに、マフラーやエアクリーナーといったカーチューニングパーツの独自開発を通じて、現在では東京本社を拠点に名古屋に生産本部を置き、開発から販売までを一貫して行う総合メーカーとなるに至っています。
当社のホームページ導入は1997年と、同業他社に先駆けての試みでした。当初は会社案内や主力商品の紹介が中心でしたが、インターネットの普及とともにホームページの充実が商品のPRや販売に大きな影響を与える時代になったと考え、ホームページの拡充を進めてきました。
当社は商品デザインへのこだわりを大切にしており、それは会社のシンボルカラーでもある「ホワイト」を基調にしたホームページデザインにも表れています。繊細で美しく見せるのが難しいといわれる色ですが、ブリッツといえば「ホワイト」、「白い車」というイメージの浸透に、ホームページがその一翼を担っています。
当社では、当初より一貫して「co.jp」のアドレスを利用しています。色々なアドレスがある中で「co.jp」を選んだ理由の1つとして、『「co.jp」=企業である証明』というライセンスのようなものだという認識がありました。特に、お客様や取引先に対して安心感や信頼感を持って頂ける目安だと思いますし、このことは「blitz.co.jp」というアドレスの当社での取り扱いにも表れています。当社は、D1グランプリ(全日本プロドリフト選手権)というモータースポーツに2002年から参戦するようになりましたが、その際、車体にアドレスを載せたステッカーを貼ったり、当社が販売する関連グッズにも大きく載せるなどしてアピールしています。「blitz.co.jp」というアドレスは、もはやブランドの一部と言ってよいでしょう。
以前は、会社としての情報発信の媒体といえば雑誌の取材に限られていましたし、商品紹介については取引先の量販店向けに作成している商品カタログで紹介するしか手段がありませんでした。取り扱う商品の数が多く種類も多岐にわたるため、雑誌の取材だけで伝えられる情報は限定されてしまいますし、カーショップなどで全ての商品を置いてもらうこともできません。お客様はショップに足を運ばなければ商品を見ることができませんし、分厚いカタログからお目当ての商品を探すのも大変です。せっかくの商品情報を十分に届けることができていなかったのが実状でした。
しかし、ホームページ上で商品カタログと同等の情報を公開することによって、お客様・取引先を問わずインターネットを利用して、取り扱うあらゆる商品の情報を簡単に検索・閲覧できるようになりました。当社の場合、商品カタログは基本的に年一回しか作成しませんので、新しい商品情報をリアルタイムで反映することができませんでした。その点、ホームページなら好きなときに更新できますから、車種別の適合情報なども随時提供することができます。何よりも常に目新しさを表現できますよね。当社の情報発信においては、今やホームページが大きな役割を果たしていると感じていますし、会社の顔としてなくてはならない物という印象です。
また、メールも1つの情報発信の手段として活用しています。取引先に対して、以前は電話やFAXで商品情報をお知らせしていましたが、どうしても双方のタイミングに左右されますし、送信枚数が多くなればご迷惑をかける場合も考えられます。しかし、メールで商品情報をお知らせすることで、いずれの問題も解決しました。 メールなら、同じ内容を簡単に情報共有できますし、誰に送ったのか履歴を残しておくこともできます。今では取引先からメールでの情報提供を求められることが多くなりましたし、伝達漏れをなくすために有効ということから社内でも活用しています。
ホームページもメールも、ただ単に当社一方からの情報発信だけでなく、お客様や取引先からの情報収集にも活用しています。例えば、現在ホームページ上で広く一般から開発車両の募集をしていますが、「是非、私のクルマを開発に使って下さい!」というありがたいお声を頂きます。応募してくださる方にとってみれば、「自分の預けたクルマがどうなってしまうのだろう」という不安が少なからずあると思います。しかし、「co.jp」が証明する「ちゃんとした会社」という信頼感があるからこそ、ご応募頂けるのだと実感していますね。